不動産投資をやらなかった理由|検討から見送りまでの実体験
不動産投資を検討したきっかけ
「副業」や「資産形成」といった言葉がよく聞かれるようになった中で、周囲でも不動産投資を始めたという話を聞く機会が増えました。
友人がワンルームマンションを購入して家賃収入を得ていると聞き、自分にもできるのではないかと思い、まずは情報収集を始めました。
働きながらでも運用できるという話や、「不労所得」という言葉に惹かれたのがきっかけです。
情報収集で感じたメリットと魅力
実際に調べてみると、不動産投資には多くのメリットがあると感じました。
- 家賃収入が安定して得られる可能性
- ローンを組んでも自己資金が少なく始められるケースもある
- 節税効果(減価償却や経費処理など)
- 将来的に売却して利益を得られる可能性
特に「会社員の信用を活かして資産を作れる」という点には、他の副業にはない魅力を感じました。
不安に感じた点|リスクと現実的な負担
ただ、調べれば調べるほど不安に感じる点も多く出てきました。
- 空室リスク:入居者がつかないと収入ゼロになる
- 初期費用:登記費用や仲介手数料など、思ったよりも初期投資が必要
- ローン返済のプレッシャー:収支が赤字になる月もある
- 管理の手間:設備トラブルや住民対応など、想像以上にやることが多い
また、管理を委託しても完全に「放置できる」というわけではなく、物件選びや運用の知識も必要になることを知りました。
やらないという選択|自分に合うかどうかで判断
結局、いろいろと検討した結果、「自分には向いていないかもしれない」と判断しました。
不動産投資そのものが悪いわけではなく、「管理やリスクを自分で抱える感覚」にピンとこなかったのです。
会社員として安定した収入を得ている現状では、無理に投資をする必要もないと思いました。
「自分に合うかどうか」で判断したのは、正解だったと思っています。
不動産投資は“正解”ではなく“選択肢”
不動産投資は、確かに魅力的な選択肢のひとつです。ですが、それは「誰にとっても正解」というわけではありません。
資産形成の手段には、株式・投資信託・NISA・iDeCoなど様々な方法があります。
人それぞれライフスタイルや価値観が違うからこそ、やらないという判断もまた選択肢のひとつ。
焦らず、納得できる方法で自分なりの資産づくりをしていくことが大切だと感じました。