マウスピースを、外しているあいだに。

 

マウスピース矯正を始めて、数ヶ月。
見た目は少しずつ整ってきている。
でも、生活の中では「面倒なこと」も、しっかり増えた。

 


 

外食中も、会社でも、
何かを口にするたびに、マウスピースを外す。
そのあとは毎回、歯を磨いて、もう一度つけ直す。

飲み物ひとつ飲むのも少し気を使う。
コーヒーや紅茶を飲めば、すぐにマウスピースは黄ばむ。
透明な装置だからこそ、着色は気になる。

外で飲んで、食べて、
そのたびにトイレで歯ブラシを握るのは、けっこう疲れる。

 


 

間食は、自然と減った。
「どうせまた磨かないといけないし」と思うと、だんだん食べなくなった。

なのに、ぜんぜん痩せていない。

それでも矯正生活は、どこかストイックな気分になれる。
なにかを“管理してる感”だけで、少し健康になったような錯覚がある。

 


 

飲み会のとき、数時間つけていなかっただけで、
マウスピースがうまくハマらなくなることがある。

「戻ってるな」ってわかる瞬間がある。
そのまま寝てしまった翌朝なんかは、つけるだけで結構痛い。

でも数時間で、また元に戻る。
そうやって毎日、ちょっとずつ進んでるのかもしれない。

 


 

見た目が変わるって、思ったより励みになる。
鏡を見て「変わったかも」と思える日は、ちょっとだけうれしい。

でも、今日だけは。
歯ブラシもマウスピースも持たずに、アイスコーヒーを飲んだ。
甘いものも、ちょっとだけ。

“今日は矯正、休みで。”
そう言い訳できる日があってもいいと思う。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。
その後のお話。よろしければ。
インビザライン、70個目で終わると思ってた。

 


 

#磨くために食べている
#今日は矯正、休みにしたい
#少しずつしか治っていかない歯と性格

 

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