「投資を始めた方がいい」とよく聞くが、実際に何から手をつければいいのか分からない人は多い。
本記事では、これから投資を始めたい初心者に向けて、最初に踏むべき5つのステップを整理しておく。
内容はすべて、投資歴が浅い自分が様々なブログ、Youtube、SNSで調べ、納得のいった形。
投資のセンスや知識がない状態の自分がちゃんと堅実に始められる構成になっているので、必要なものだけを順に実行してほしい。
ステップ①:生活防衛資金を確保する
まずは“投資する前の前提”として、生活費の3〜6ヶ月分の現金を確保しておく。
これがない状態で投資を始めると、急な出費や暴落時に資産を取り崩すことになる。
生活費というのは生きていくうえで必要最低限のお金のこと。
特に最初は色々な情報があり、生活費は一切現金で持っていなくてもいいと言っている桐谷さんのような有識者もいるから迷いやすいが、半年分は持っていたほうが株を売らずに済むからいいと思う。
自分の場合、夫婦2人暮らしで、
住宅ローン | ¥130,000 |
車ローン① | ¥81,000 |
車ローン② | ¥37,000 |
ガソリン代 | ¥40,000 |
電気代 | ¥20,000 |
上下水道代 | ¥8,500 |
携帯・ネット | ¥20,000 |
浄水機 | ¥4,400 |
生命保険 | ¥1,200 |
食費・日用品 | ¥50,000 |
臨時出費 | ¥10,000 |
駐車場代 | ¥10,000 |
合計 | ¥412,100 |
自分は投資を始める前から住宅ローンと車のローンがあったため、生活費は高くなっている。
さらにここに車検や住宅修繕を含め、50万円と設定。
50万円 × 6か月分 = 300万円
これが実際に私が生活防衛費として蓄えようと決めた額だ。
そしてこれを超えた分から、ようやく投資に回せると考える。
ステップ②:証券口座を開設する
投資を始めるには証券口座が必要。
選択肢はいくつかあるが、基本的には以下のどれかでOK。
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楽天証券
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SBI証券
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マネックス証券(必要性はやや低め)
特に初心者は、スマホで使いやすく解説が多い「楽天証券」か「SBI証券」がおすすめ。
手数料の違いはごくわずかなので、使いやすさを優先した。
自分は楽天カードをもともと使っていたためそのまま楽天証券にした。
ステップ③:新NISA制度を理解する
2024年から始まった「新NISA」は、非課税で資産運用ができる制度。
つまり株や投資信託で得た利益には、通常約20%の税金がかかるが、NISA口座内で運用すればそれが非課税になる。
「運用益に税金がかからない枠」として活用できる制度だ。
仕組みは複雑に見えるが、使い方は非常にシンプル。
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つみたて投資枠(年間120万円)
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成長投資枠(年間240万円)
- 限度額(1,800万円)
最初は「つみたて投資枠」から使えば問題ない。
投資信託を自動で買い続ける設定をすれば、毎月一定額が積み上がっていく。
ステップ④:商品(ファンド)を選ぶ
初心者が選ぶべき商品は、低コストで分散されたインデックスファンド。
具体的には以下のようなもの:
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eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
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eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)
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楽天・全米株式インデックス(VTI)
どれもリスク分散されていて、長期的に安定成長を期待できる。
1つだけでも十分。迷ったらオルカンを選んでおけば問題ない。
ステップ⑤:自動積立を設定し、あとは見ない
商品を決めたら、自動積立を設定する。
金額は月3万円からでもOK。無理なく継続できる範囲で始めればいい。
重要なのは、一度設定したら、日常では値動きを気にしないこと。
短期の変動ではなく、10〜20年の積み上げで結果が出るものだからだ。
まとめ
投資初心者が最初にやるべきことは、テクニックや分析ではなく、仕組みを作って淡々と続けられる状態にすること。
本記事で紹介した5ステップは、以下の通り:
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生活防衛資金の確保
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証券口座の開設
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新NISAの簡単な理解
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商品(インデックスファンド)の選定
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自動積立設定と放置
この流れをそのままなぞれば、初期のつまずきは回避できる。
次回は、初心者が最初に選ぶべきインデックスファンドについて初心者だった自分が調べて分かったことを詳しく解説します。
→【次の記事】インデックス投資とは?初心者に向いている理由と始め方